ウィキペディアを持ち歩け! 〜プロローグ〜



○○ 概要 ○○

もう昔の話ですが、「iP!」という雑誌の08年6月号に、EPWING形式に変換済みのウィキペディアデータが収録されていたということですが、ん〜。
そもそもウィキペディアはフリーの辞書なので、どうせならお金をかけたくない。
それに、やっぱり、最新の辞書データがほしい。

というわけで、時間はかかるがお金のかからない、リナザウでもみれるウィキペディア辞書の作成方法を公開します!



まずは、これからすることの概要を説明します。

私の環境は、Windows Vista です。
CPUは、Intel Core 2 Duo CPU 2.00GHz です。
一応書いておきますが、メモリは4GB(同容量同型なのでデュアルチャネル)です。
08年まではCドライブで間に合っていましたが、09年以降のデータは容量がかなり大きく、Cドライブでは間に合わないかもしれません。15GBくらい空き容量があればいいのですが、そんなにCドライブに空きはありませんよね?大丈夫です。ちゃんと対策を練って書いていますから。

環境によっては、かなり時間がかかったり、あるいはちょっと速かったり、いろいろです。ですが、極端に動作の遅いパソコンでこれらの作業をすることはおすすめできません。
また、容量のとても大きなファイルを扱うので、15GB以上の空き容量が必要です。
最終的に、ザウルスのマルチメディア辞書で閲覧可能にします。私のザウルスは「SL-C3200」です。
別に、ここで行う作業はザウルスだけにしか通用しないわけでは決してありません。同様の形式の辞書を見れる環境すべてに共通していることですので、辞書の作成に関してはリナザウではなく、ほかの機器でオフラインウィキペディアを使用したいという方も参考にすることができます。

最終的なリナザウ向けファイルは、圧縮すると900MB程度になるので、ザウルスには1GBくらいの空き容量が必要になります。メモリーカードでもいいですけどね。







○○ 作業の流れ ○○

大まかな流れは、以下のとおりです。


□ Cygwin を導入する

作業を行う「ユーザー名」にご注意ください。

1 Cygwin 一式をインストールする


□ FreePWING を導入する

2 FreePWING を導入する
3 FreePWING にパッチをあてる←現在は必要なし


□wikipedia-fpw を使って長期戦

最新のウィキペディアデータがでてきて、それの辞書を作りたい、というときは、この章からやればOKです。前章までの作業は必要ありません。

4 wikipedia-fpw を導入する
5 wikipedia.xml ファイルを導入する
6 fpwmake で辞書ファイルを生成する


□ 圧縮しよう!

7 生成した辞書ファイルのサイズを圧縮する


□ ザウルスに入れろ!

8 マルチメディア辞書で閲覧可能にする



最後に、これからやろうとしている作業はとっても時間がかかりますので、時間のあるときにやるようにしてください。
それでは、解説をはじめます!





○○ リンク ○○

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