ウィキペディアを持ち歩け! 〜ザウルスに入れろ!〜



○○ ザウルスに入れろ! ○○

ザウルスドライブを使うとか、ザウルスを外付けHDD化するとか、そういった方法でザウルスに前章で作成した圧縮辞書ファイルを送ることもできますが、なにせ転送速度が遅いものですから、ここはSDカード(またはCFカード)を用いることをお勧めします。
この章では、とくにソフトは使いません。ただ、ファイル操作が多いので、コピーするフォルダなど、間違えないようにしてください。







前章で作成した圧縮辞書データの入っているフォルダを開いてください。
私の場合は、「D:\documents\WIKIP\WIKIP\DATA」においてあります。

前章の圧縮辞書データの作成を終えた段階で、「WIKIP」フォルダの中の、さらに「WIKIP」フォルダの中の、「DATA」フォルダの中(WIKIP/WIKIP/DATA)は、「HONMON」ファイルが消えて圧縮された「HONMON.ebz」ファイルができているか、「HONMON」ファイルと「HONMON.ebz」ファイルの両方が存在している状態ですよね。まずはそれを確認してください。

それから、このさき「HONMON」ファイルは必要ないので、それが存在する場合は削除するか、「WIKIP」フォルダ以下から、デスクトップなど、どこか別のフォルダに移動してください。







そしたら「WIKIP」フォルダが存在するフォルダまでもどってください。
フォルダは閉じずにそのまま。



⇒ 以下、SDカード、CFカードを用いる場合







メモリーカードを挿入しましょう。







まぁ、こんな感じですよね。
なんて表現すればいいのかわからないのですが、とにかくどこのフォルダにも属さないところです。開いた直後のところ。







そこに「dict」という名前の新しいフォルダを作成しましょう。
すでに存在する場合は結構です。







「dict」フォルダを開きましょう。







「dict」フォルダに「WIKIP」フォルダをそのままコピーしましょう。







コピーできましたね。
そしたら、メモリーカードをパソコンから(取り出しの過程をふんで)取り出してください。
これで、パソコンを用いた作業はこれで終了です。



⇒ 以下、内臓HDD(SL−C3xxx系のみ)を用いる場合



<ほとんどの操作はメモリーカード使用時とかわらないため、画像を用いた説明はしません。>



大容量のファイルの操作となりますので、「ザウルスドライブ」では行えません。

ザウルスとパソコンがUSBケーブルで接続されていない状態で、ザウルスで「PCリンク」を起動し、設定を「PC連携方式」から「USBストレージ方式」に変更し、接続するディスクは「本体ディスク」に設定して「OK」を押して終了してください。
すでにそうなっている場合は、確認だけしてください。

そしたら、リナザウの電源を切り、ザウルスとパソコンをUSBケーブルで接続してください。

ザウルスの電源を入れ、USBストレージ接続を開始してください。

通信が始まり、ファイル一覧が表示されたら、「Documents」フォルダではなく、「dict2」フォルダを開いてください。

「dict2」フォルダを開いたら、そこに「WIKIP」フォルダをそのままコピーしましょう。

コピーができたら、ザウルスのパソコンとの接続を切断してください。
その後、リナザウの電源を切って、USBケーブルを抜いてください。
これで、パソコンを用いた作業は終了です。



なお、メモリーカードから本体ディスクに辞書データを送りたい場合は、リナザウで「Tree!ExplorerQt」などのファイラーソフトを実行し・・・

メモリーカードの「WIKIP」フォルダの入っているフォルダを開き、「カット(切り取り)」をしてください。

本体ディスクの「Documents」フォルダではなく、「dict2」フォルダを開いてください。

「dict2」フォルダを開いたら、そこに「WIKIP」フォルダをそのまま移動(先ほどカットしたフォルダを貼り付け)しましょう。






詳しく語りすぎたかもしれません。いつも通りの操作をすればいいだけです。






⇒ ここからはリナザウ本体での作業です。



リナザウの電源を切っておいてください。
メモリーカード利用の場合は、メモリーカードをリナザウに挿入し、電源を入れてください。







ホーム画面です。
ここにきてやっと、リナザウの画面が現れました。







マルチメディア辞書を起動しましょう。
起動したら、メニューの「設定」をタッチ。







「設定」メニューから「辞書一覧」を選択し、タッチ。







こんな画面が表示されますよね。
そしたら、辞書ボタン(図の赤丸部分)をタッチ。







おぉ!「ウィキペディア日本語版」が!!
そしたら、それを選択して、右向きの矢印ボタンをおしてください。







そうすると、こうなります。
そしたら、「設定」ボタンをおしましょう。







「ウィキペディア日本語版」のチェックを入れましょう。

(ちなみに、この時点で私は本体ディスクに辞書データを入れています。当然、メモリーカードでもいいんですよ。)







「設定」ボタンをおしましょう。







これで、マルチメディア辞書でウィキペディア日本語版を使用するための設定は完了です。
ためしに、「ザウルス」と検索してみましょう。







でた〜!!!
ウィキペディアでの辞書検索が可能になりました!!
これで、ウィキペディアはおまえのものだ!!



ついでに、前々章で作成した圧縮前の「HONMON」ファイルや「wikipedia-fpw-20090126.zip」は消してしまってもいいでしょう。あっても容量を食うだけだし、重要なのは「HONMON」以外の「WIKIP」フォルダの中身と「HONMON.ebz」とだけなので、これだけバックアップしておけばいいと思います。





これで、ウィキペディア導入の全作業が終了しました。長時間、おつかれさまでした。
次の章では、まとめをしています。
作業自体は終わりですが、よろしかったら、みていってください。





○○ リンク ○○

前へ <<< 「ウィキペディアを持ち歩け!」 >>> 次へ






inserted by FC2 system