ウィキペディアを持ち歩け! 〜FreePWING を導入する(旧ページ)〜


○ FreePWING を導入する(旧ページ)



パッチ導入に関する作業の詳細が書かれているこのページは、旧ページとして保存されています。パッチを当てる必要がある場合はこのページを参考にしてください。バージョン1.5以降で新しいパッチが出た場合は、元のページにも反映させます。ただし、画像については元ページと共有するため、一部矛盾が生じる場合があります。



2008/6/15 時点で、FreePWINGのパッチの導入作業は、パッチでの修正内容がすべて「FreePWING 1.5」に取り込まれたため必要ありません。よって、不要な箇所は灰色で示しています。今後、パッチの導入が必要になった際は、灰色で示している箇所の作業も行ってください。



それでは、cygwin へ FreePWING とそのパッチをインストールしましょう。
これらの作業は、wikipedia-fpw を使うために必要となります!

ちなみに、これ以降の作業に共通して言えることですが、作業途中で終了しないようにしてくださいね。何が起こるかわかりませんから。



それから、すでにここでの作業をすべて実行済みで、かつパッチ(「freepwing-1.4.4+********.tar.gz」のようなもの)ファイルを更新したい、つまり、最新のパッチをあてたい場合は、ここでの作業のうちのパッチファイル(「freepwing-1.4.4+********.tar.gz」のようなもの)に関するところだけを実行してください。「freepwing-1.4.4.tar.gz」に必要な作業を実行する必要はありません。

すでにここでの作業をすべて実行済みで、かつ「freepwing-1.4.4.tar.gz」(パッチではなく本体)がバージョンアップしたのでそれをインストールしたい(1.4.4 ⇒ 1.5)場合は、ここでの作業のうちの『「FreePWING」をインストール』に該当する箇所のみ実行してください。



 ⇒ 



FreePWING のサイトからソースコードをダウンロードします。


http://www.sra.co.jp/people/m-kasahr/freepwing/


「ソースコードのダウンロード」 ⇒ 「freepwing-1.4.4.tar.gz」をダウンロード

2008/6/15 時点で最新バージョンは1.5です。なので、ここでは「freepwing-1.5.tar.bz2」をダウンロードしてください。
また、以降の作業で、画像中の「freepwing-1.4.4.tar.gz」の部分は「freepwing-1.5.tar.bz2」に読み替えてください。 そのほか、最新版はすでにパッチがあたっている状態になっているためパッチファイルのダウンロード、導入の作業は必要ありません(文字が灰色の部分)。








次に、wikipedia-fpw のページで配布されている FreePWING のパッチをダウンロードします。


http://ikazuhiro.g.ribbon.to/dic/dic.html#FREEPWING


「freepwing-1.4.4+20071226.tar.gz」をダウンロードしましょう・・・

と、あれれ?


どうやら新しいパッチがあがっているようです!!

2008/5/29 時点では、「freepwing-1.4.4+20080527.tar.gz」が最新のものです。

2008/6/7 時点では、「freepwing-1.4.4+20080603.tar.gz」が最新のものです。
(ですが、ここでは「freepwing-1.4.4+20080527.tar.gz」を使用した解説をしていますので、その部分をあなたがダウンロードしたものにおきかえてご覧ください。)


なので、それをダウンロードしてください。


私が実行したときは、「freepwing-1.4.4+20071226.tar.gz」でしたが、当然、「freepwing-1.4.4+20080527.tar.gz」でも実行できます。

もし、さらにそれより新しいものがあれば、そちらを使ってください。



以下、「2つのファイル」⇒「1つのファイル(freepwing-1.5.tar.bz2)」















ダウンロードしたこれら2つのファイルを cygwin のホームフォルダに移動します。
私の場合は「C:\cygwin\home\asari」となっています。(asari = ユーザー名)
もし、ホームフォルダ(C:\cygwin\home\ 以下)にフォルダが見当たらない場合は、1度、cygwin を起動してみてください。ホームフォルダが生成されるはずです。







さて、それでは cygwin を起動しましょう!
ターミナルウィンドウが開きます。








cygwin を使用しているユーザー名 現在のフォルダ




「~」は、今、自分はホームフォルダにいるんだということを示しています。







それでは、とりあえず「dir」コマンドを打ってみましょう。
コマンドを入力してエンターキーを押すと、現在のフォルダにあるファイルのリストを表示してくれます。
ちゃんと、先ほどダウンロードした2つのファイルが存在することを、ここでキチッと確認しておきましょう!




dir








では、まずは「FreePWING」をインストールします。

「tar」コマンドを使うとファイルを解凍できます。
(画像のような展開されたファイル名は表示されません。)




tar xjf freepwing-1.5.tar.bz2




と入力すると、「freepwing-1.5.tar.bz2」ファイルを解凍することができます。
解凍したファイルは、現在のフォルダ(ここではホームフォルダ)に展開されます。







「freepwing-1.4.4+20080527.tar.gz」も同様に解凍。




tar zxvf freepwing-1.4.4+20080527.tar.gz








「dir」コマンドで解凍できているかどうかきちんとチェックしておきましょう。




dir








次は「cd」コマンドでフォルダの中へ移動します。




cd freepwing-1.5




これで「freepwing-1.5」フォルダへと移動しました。移動できているかどうかは、現在のフォルダ(ユーザー名のとなりの黄色の表示)を見てもらえればいいです。 ちなみに、タイトルバーにも同様に現在のフォルダが表示されていますので、そこを見てもいいですよね。








次は「configure」コマンドを使います。




./configure




を実行します。1分ほどかかります。
インストールに必要な makefile を生成するコマンドです。


コマンドが見つからず画面のように処理が始まらない場合、cygwin のシステムに、必要なコマンドがインストールされていません。
インストーラーを利用して「Devel」カテゴリをとりあえず全部インストールしてしまえば必要なコマンドが入ると思います。
「configure」がなければ、大抵、以後の作業で使う「make」コマンドも入ってないと思います。cygwin を終了して、追加インストールの作業を行いましょう。







makefile ができたら、「make」コマンドでインストールの準備をします。




make




を実行します。







終わったら、「install」オプションをつけてもう一度実行します。




make install




を実行します。



「FreePWING」のインストールはこれで終了!
でも、まだ作業は残っていますよ。
今度はここに、パッチをあてます。
もっとも、その作業は今やったこととほとんど変わりありませんけどね。







まず「cd」コマンドでホームフォルダに戻りましょう。




cd




フォルダ名を指定しなければホームフォルダへ戻ってくれます。







「cd」コマンドで今度は「freepwing-1.4.4+20071226」フォルダへ移動します。




cd freepwing-1.4.4+20080527








次は「configure」コマンドを使います。




./configure




を実行します。







makefile ができたら、「make」コマンドでインストールの準備をします。




make




を実行します。







終わったら、「install」オプションをつけてもう一度実行します。




make install




を実行します。







これが終われば無事にインストール終了!!
おつかれさまです!!
そのままcygwinを閉じてしまってかまいません。
以下のコマンドを入力しても、そのままウィンドウを閉じても同じです。




exit








ホームフォルダを見てみると、「tar」コマンドで解凍したファイルやフォルダができています。
もうインストールしてしまったので、これらのファイルは削除してもかまいません。

これでパッチを適用した FreePWING をインストールできたので、wikipedia の辞書データの生成に必要な「wikipedia-fpw」を使うことができるようになりました!

それでは、一息入れて、次にすすみましょう!!





<今回のコマンド>

dir
tar xjf freepwing-1.5.tar.bz2
tar zxvf freepwing-1.4.4+20080527.tar.gz
dir
cd freepwing-1.5
./configure
make
make install
cd
cd freepwing-1.4.4+20080527
./configure
make
make install
exit






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