(main) 『!title』
(/main)
(intro) 今回はリナザウ用ソフトウェアをいつでもどこでも開発できるように、これから開発環境をリナザウに導入しますが、いろいろと変更する個所も出てくるので、とにかく始める前にはバックアップをしましょう!
あとで泣きごとになっても困りますし・・・

私はSL−C3200を用いているので、内蔵HDDに導入してみます。適宜、その辺は読みかえてみてください。

なお、ほとんどブログで記載した内容と同じなので、インデックスが妙だったりしますが、気にしないでください。
(/intro)


○○ 1.本体メモリーのバックアップ ○○

これが終わったら、ここを参考にしましょう。
私は、はけさんのところの「Linux関連メモ」を参考に導入しました。
導入までに時間がかかりましたが、意外とあっさりいきました。今までかけた時間は何だったんだといった具合に・・・


○Linux関連メモ−>セルフ開発環境(dev-img1.6)
http://hake.syuriken.jp/linuxtips/index.html#170


開発環境を実現するには、Zaurus育成日記さんのところにある「dev_img-1.6-2」「kernel-modules-and-util-squashfs_2.4.20-2.2-r2_arm.ipk」が必要です。


○Zaurus育成日記「dev_img-1.6-2」
http://zaurus.seesaa.net/article/12064523.html


○Zaurus育成日記「kernel-modules-and-util-squashfs_2.4.20-2.2-r2_arm.ipk」
http://zaurus.seesaa.net/article/10858822.html



○○ 2.「dev_img-1.6-2」「kernel-modules-and-util-squashfs_2.4.20-2.2-r2_arm.ipk」をダウンロード ○○

以下は、「Linux関連メモ」を参考にしつつ私がとった行動です。



○○ 3.「kernel-modules-and-util-squashfs_2.4.20-2.2-r2_arm.ipk」を本体メモリーにインストール ○○



○○ 4.リナザウを再起動 ○○

私のリナザウはSL−C3200なんで、以下の場所に置いていますが、置く場所によって、どっかどっか変えてやればいいです(どこをどうするのかは、申し訳ないですが自分で調べてください)。
私は以下の手順でやりました。
ちなみに、「Tree!ExplorerQt」などのファイラソフトを使うと便利ですよ。



○○ 5.リナザウが起動したら「dev_img-1.6-2」を/hdd3 へ移動 ○○

そうすると、

/hdd3/dev_img-1.6-2

といった感じのパスになりますよね。まぁ、移動すりゃいいんですよ。



○○ 6.dev_img-1.6-2 のファイル名を「dev_img-1.6」に変更 ○○



○○ 7.リナザウが起動したらターミナルを起動 ○○

ちなみに、ターミナルソフトはたぶん、最初からインストールされていないので、リナザウに付属していたCDか、どっかから拾ってインストールしてくださいね。
私は、リナザウ付属のソフトウェアCDに入っていたターミナルを使用しています。ここでは、それを用いています。



○○ 8.以下のコマンドを1行ずつ入力、実行 ○○

!cyg(,, $ su
# mkdir /mnt/dev
# mount -o loop -t squashfs /hdd3/dev_img-1.6 /mnt/dev
# cd /mnt/dev/bin
# ./compiler_setup.sh -r /mnt/dev
)

$ とか、# は入力しません。
ここで何をしているかは、正直、私にもわかりません。
おまじないだと思って、この通りに入力してください。



○○ 9.ターミナルを終了する ○○



○○ 10.「.bashrc」の編集 ○○

/home/zaurus フォルダに「.bashrc」というファイルがありますよね。
ない場合は中身は空っぽでいいので作成してください。

ターミナルを終了したあと、ZEditor などのエディタで、「.bashrc」に次の3行を追記します。


(quote) export PATH=$PATH:/mnt/dev/bin:/usr/local/tmake/bin
export TMP=/hdd3/tmp
export TMAKEPATH=/usr/local/tmake/lib/qws/linux-sharp-g++
(/quote)

環境変数と言われるもので、ターミナルを起動すると一番最初に実行されるようです。
別に、ここでパスを指定したからと言って、たとえば/hdd3 フォルダに「tmp」というフォルダを作成したとかはしていません。

ためしに、もう一度ターミナルを起動して、「gcc -v」とか「progen」「tmake」「make」といったコマンドを入力してみましょう。
ファイルを渡していないので、エラーしか出ませんが、それでもツラツラ〜っと英文が出てくるでしょう。
少なくとも、「command not found」でなければOKです。
「command not found」となっている場合は、開発環境の構築にどこかで失敗しています。


ちゃんとしたエラーメッセージが出ていれば、これで、リナザウでC言語のコンパイル、実行、リナザウソフトの開発、実行ができるようになりました。
でも、この状態ではターミナルを終了したり、電源を切ったりする分にはかまわないのですが、再起動すると設定が無効になってしまいます。その場合、ターミナルを起動して

$ su
# mount -o loop -t squashfs /hdd3/dev_img-1.6 /mnt/dev

を実行しなければならないのですが、少々、めんどうです。


というわけで、「Zaurus育成日記さん」のところにあるように、設定をいじります。


○Zaurus育成日記「セルフコンパイル2」
http://zaurus.seesaa.net/article/10310426.html



○○ 11.再起動時に自動マウントさせる ○○

ZEditor などのエディタで、

/etc

フォルダにある「fstab」ファイルを開く(つまり、/etc/fstab を開く)。

最後の行に、次の1行を追記。


/hdd3/dev_img-1.6 /mnt/dev squashfs loop 0 0


試しに、再起動してからターミナルを起動し、そのまま「gcc」「tmake」などのコマンドを実行してみてください。うまくいけば、それなりのエラーメッセージがでてきます。
そうでない場合は、

$ su
# mount -o loop -t squashfs /hdd3/dev_img-1.6 /mnt/dev

をターミナルで先ほどと同じように実行してみてください。
これでもダメなら、どっかで開発環境の構築に失敗しています。もっとも、そうであればこれ以前の段階で発覚しているとは思いますが・・・

うまくいけば、これで、何をしようが何の特別な設定もなしに、C言語のコンパイルに必要な「gcc」コマンド、リナザウソフトの開発に必要な「progen」「tmake」「make」コマンドがターミナル上から実行可能になります。
開発環境の導入は、これで以上です!



○○ 関連リンク ○○

あさりのみそしるダイアリー「セルフ開発環境の導入完了!」



○○ 前後リンク ○○

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