ウィキペディアを持ち歩け! 〜FreePWING を導入する〜



!def(FILE,freepwing-1.6.1) ○○ FreePWING を導入する ○○



現在は不要なはずですが、パッチを当てる作業が必要な場合は、旧ページを参考にしてください。



それでは、Cygwin へ FreePWING をインストールしましょう。
これらの作業は、wikipedia-fpw を使うために必要となります!

ちなみに、これ以降の作業に共通して言えることですが、作業途中で終了しないようにしてくださいね。何が起こるかわかりませんから。



すでにここでの作業をすべて実行済みで、かつ「freepwing-1.4.4.tar.gz」(パッチではなく本体)がバージョンアップしたのでそれをインストールしたい(1.4.4 ⇒ 1.5 または 1.5 ⇒ 1.6 など)場合は、ここでの作業のうちの『「FreePWING」をインストール』に該当する箇所のみ実行してください。


それと、このページの画像は1.6のものになっていますが、1.6.1であるものとしてみてください。
なお、このページ中では特殊なタグを用いているため、一部の環境では正常に表示されない場合があります。



!image(../image/wiki/pedia/freepwing/0.jpg) ↓「ソースコードのダウンロード」をクリック
!image(../image/wiki/pedia/freepwing/1.jpg)



FreePWING のサイトからソースコードをダウンロードします。


http://www.sra.co.jp/people/m-kasahr/freepwing/


「ソースコードのダウンロード」 ⇒ 「FILE.tar.gz」をダウンロード

2010/09/06 時点で最新バージョンは 1.6.1 です。なので、ここでは「FILE.tar.bz2」をダウンロードしてください。パッチの導入作業は必要ありません。



!image(../image/wiki/pedia/freepwing/2.jpg)










ダウンロードしたファイルを Cygwin のホームディレクトリに移動します。
私の場合は「C:\cygwin\home\asari」となっています。(asari = ユーザー名)
もし、ホームディレクトリ(C:\cygwin\home\ 以下)にディレクトリが見当たらない場合は、1度、Cygwin を起動(setup.exe じゃないよ)してみてください。ホームディレクトリが生成されるはずです。
それから、「ディレクトリ」という言葉をこれから使いますが、これは「フォルダ」と同じものと考えてください。







さて、それでは Cygwin を起動しましょう!
ターミナルウィンドウが開きます。
(一部、伏せていますが、気にしないでください。)








PCのログインユーザー名@PCの名前 現在のディレクトリ




「~」は、今、自分はホームディレクトリにいることを示しています。







それでは、とりあえず「dir」コマンドを打ってみましょう。「ls」コマンドでもいいです。
コマンドを入力してエンターキーを押すと、現在のディレクトリにあるファイルのリストを表示してくれます。ちなみに、「.(ピリオド)」で始まるファイルは隠しファイルなので、ここでは表示されません。
ちゃんと、先ほどダウンロードしたファイルが存在することを、ここでキチッと確認しておきましょう!




dir








では、まずは「FreePWING」をインストールします。

「tar」コマンドでファイルを解凍しましょう。




tar xjf FILE.tar.bz2




と入力すると、「FILE.tar.bz2」ファイルを解凍することができます。
解凍したファイルは、現在のディレクトリ(ここではホームディレクトリ)に展開されます。
なお、ファイル名を途中まで入力した状態で「tab」キーを押すとファイル名が自動的に補完入力されるので便利です。ディレクトリ(フォルダ)の場合も同様です。







「dir」コマンドで解凍できているかどうかきちんとチェックしておきましょう。




dir








次は「cd」コマンドでディレクトリの中へ移動します。




cd FILE




これで「FILE」ディレクトリへと移動しました。移動できているかどうかは、現在のディレクトリ(ユーザー名のとなりの黄色の表示)を見てもらえればいいです。 ちなみに、ウィンドウ上部にも同様に現在のディレクトリが表示されていますので、そこを見てもいいですよね。








次は「configure」コマンドを使います。




./configure




を実行します。1分ほどかかります。
インストールに必要な makefile を生成するコマンドです。


コマンドが見つからず画面のように処理が始まらない場合、cygwin のシステムに、必要なコマンドがインストールされていません。
インストーラーを利用して「Devel」カテゴリをとりあえず全部インストールしてしまえば必要なコマンドが入ると思います。
「configure」がなければ、大抵、以後の作業で使う「make」コマンドも入ってないと思います。cygwin を終了して、追加インストールの作業を行いましょう。







makefile ができたら、「make」コマンドでインストールの準備をします。




make




を実行します。







終わったら、「install」オプションをつけてもう一度実行します。




make install




を実行します。



「FreePWING」のインストールはこれで終了!







おつかれさまです!!
そのままcygwinを閉じてしまってかまいません。
以下のコマンドを入力しても、そのままウィンドウを閉じても同じです。




exit








ホームディレクトリを見てみると、「tar」コマンドで解凍したファイルやディレクトリができています。
もうインストールしてしまったので、ダウンロードしたファイルや解凍して生成したディレクトリは削除してもかまいません。

これで FreePWING をインストールできたので、wikipedia の辞書データの生成に必要な「wikipedia-fpw」を使うことができるようになりました!

それでは、一息入れて、次にすすみましょう!!




○○ 今回のコマンド ○○


<今回のコマンド>

dir
tar xjf FILE.tar.bz2
dir
cd FILE
./configure
make
make install
exit






○○ リンク ○○

前へ <<< 「ウィキペディアを持ち歩け!」 >>> 次へ






inserted by FC2 system